山下リオ、徳島国際映画祭に凱旋。映画「あの空の向こうに〜夏雲〜」を地元で初上映。 徳島国際映画祭で映画「あの空の向こうに」「あの空の向こうに〜夏雲〜」を連続上映

徳島県鳴門市、兵庫県南あわじ市、香川県東かがわ市を結ぶASAサイクリングコースのPRとコラボして、2018年から制作されている映画「あの空の向こうに」の2作品が、3月9日、徳島市・あわぎんホールで行われた徳島国際映画祭で上映され主演の山下リオと監督の川野浩司が登壇。地域の魅力を描き出した映画の魅力と郷土愛を熱く語った。

映画「あの空の向こうに」は、徳島県鳴門市、兵庫県南あわじ市、香川県東かがわ市が推進するASAサイクリングコースのPRとのコラボで2018年に制作された短編映画。山下リオが主演。矢部昌暉(DISH//)、福田祐亮(超特急)が出演し、鳴門海峡を挟んで雄大な大自然の中を駆け抜ける爽快なサイクリングムービーとなった。コースのPRを兼ねた映画の予告編がYouTube上で公開され、動画視聴数は瞬く間に20万回を越える反響を得たことを受け、2019年8月続編となる「あの空の向こうに〜夏雲〜」が制作された。1作目は山下リオ演じる主人公の亜海が一度は見失いかけた自身の夢をサイクリングを通して見つけ出していくまでの淡いラブストーリー。2作目の「〜夏雲〜」では、亜海が自ら企画したサイクリングイベントに訪れた、津田寛治演じる自転車マニアの豊と、田中洸希(SUPER☆DRAGON)演じる高校生の岳の親子、松村和哉(SUPER☆DRAGON)演じる、自転車で日本縦断を夢見る高校生、大地との間で巻き起こる人間ドラマを交え、いずれもサイクリングコースと地域の魅力を迫力ある映像で描いた短編映画となっている。「〜夏雲〜」では映画の作品性に共感した、同年代の女性から多くの支持を得ているシンガー、Ms.OOJAが主題歌を担当。YouTube上で公開されている両作の予告編の視聴回数は合計で50万回を越えた。

3月9日、徳島市・あわぎんホールで行われた徳島国際映画祭の徳島セレクション1に、この2作が出品された。山下リオ、川野浩司監督が登壇。映画とサイクリングコース、そして地域の魅力について熱く語った。2作目ではより地域の魅力を伝えるため、淡路島の名産の玉ねぎを使った「あわじ島バーガー」や、鳴門市の鳴門うどんなど地元のグルメのシーンなども交えて構成したという川野監督と、シーンの都合上自分は食べることが出来なかったことを悔しがる山下リオとのやりとりに会場は笑いに包まれた。1作目から約1年の期間を経て作られた「〜夏雲〜」について、主人公の亜海を演じる山下リオの役者としての成長ぶりについて川野監督が触れると、役どころを通じてプライベートでも成長ができたことを嬉しそうに報告する山下リオに、地元徳島の観客からあたたかい視線が注がれた。両作が連続上映されるのは、1月30日に東京・渋谷ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた特別上映会以来二回目。地元では「〜夏雲〜」は初上映となる。映画は翌日10日、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にも出品。今後、各地の映画祭などに出品されていくことになる。

ASAサイクリングコースではこうした映画とコラボしたPRを行うと共に、コース上に休憩や食事をとることができるサイクルスポットやサイクルステーションの整備を行なっている。鳴門市では20箇所、南あわじ市では16箇所のおもてなしスポットが設置され、コースを走るだけでなく、サイクリストが地元グルメなど地域の魅力に触れることが出来る場となっている。コースの詳細はASAトライアングルサイクリングツーリズムの公式サイトで紹介されている。

鳴門海峡を挟んで、全長約120Km。瀬戸内の海岸線の圧倒的な景観を駆けるぬけることができるASAサイクリングコース。現在、海峡をわたる大鳴門橋の高速道路の下を、自転車が通行できるよう整備することも検討されている。同じく瀬戸内エリアでサイクリストの聖地とも言われるしまなみ海道とは、また一味違うASAサイクリンコースならではの魅力を、是非その目で、身体で感じてみて欲しい。

ASAサイクリング×映画「あの空の向こうに」キャンペーンサイト
http://asa-cycling.jp

ASAトライアングルサイクリングツーリズム公式サイト
http://asa-cycling.com/course/