「生きるつらさ」を感じた先にこそ出会える「本当の幸せ」。 USEN1位アーティストが綴った、「生きるつらさ」の乗り越え方。
2019年12月に出版され、紀伊國屋総合ランキング3位を獲得し、ダ・ヴィンチニュースの記事ランキングでは3日連続1位を獲得し、話題になった「生きるのが苦しいなら〜仏像と生きた3285日〜」。
著者が自分の人生で経験した数々の苦しみを通して得たヒント、そして仏像から学んだよりよく生きるための ヒントが詰まっています。自己啓発的な側面もあり、自叙伝としてのストーリ的な読み応えもあります。いじめ、親子 の関係、不登校、レイプ未遂、エステでの事故、人の持つ心の闇、など現代に警鐘を鳴らす切り口も持ち合わせて おり、さらに仏像という日本人のルーツに繋がる新鮮なエッセンスも含まれている。 「仏像」「仏教」「ブッダの言葉」 などから導かれ、今の時代を生きるヒントが記されてます。
発売から1年以上経った今でも、Amazonのレビューが増えるなど、ロングセラーになっている。
本書は、歌手、そして“仏像オタクニスト”として活動しているSALLiAの自伝的エッセイである。
そんなSALLiAの人生には幼少期から、常に「生きづらさ」があった。
同級生からの殴る蹴るのいじめ、毒親とも言える母親から束縛、教師から求められる「いい子」としての自分、父親からの言葉の暴力、さらには彼氏からのレイプ未遂事件…。
まさに「壮絶な人生」と言っても、余りあるほどSALLiAの人生は、つらく悲しいものといえるだろう。
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なぜ、彼女は「生きるつらさ」を乗り越えられたのか?
そう。この本は、単なる自叙伝ではない。
SALLiA自身が「生きるつらさ」を告白する物語ではなく、「生きるつらさ」を乗り越えるまでを描いた物語なのだ。
歌って作って踊るというスタイルで活動し、USEN1位を獲得するまでになったアーティストが、どうして仏像オタクニストになったのか?
本書を読み進めるうちに、その謎は解消される。
SALLiAにとって、「仏像オタクニスト」という活動は「自分が生きるつらさ」を乗り越えた「証」であり、「決意」でもあるのだろう。
何度も何度も、死ぬことを考えたSALLiAがどのようにして「生きるつらさ」を乗り越えたのか?
そして、そこに「仏像」がどのような立ち位置で登場するのかを是非、自分の目と心で確かめてみて欲しい。