スペクティ、AIで浸水被害をリアルタイムに地図に再現 災害時の被害状況を瞬時にシミュレーション技術で迅速な災害対応に貢献へ
台風や線状降水帯による集中豪雨など、近年多発するする水災害において、災害発生時に被害状況をいち早く把握することは喫緊の課題となっています。スペクティでは、AIを活用したデジタルツイン技術(※)をもとに、河川の氾濫直後にほぼリアルタイムに浸水範囲と浸水深を推定し、2D及び3Dのマップ上に再現する技術の開発を進めています。
本技術では、SNSの画像1枚からでも、降水量と地形データを組み合わせることで、浸水範囲及び周辺地域の浸水深の推定することが可能で、投稿地点から10キロメートル四方の浸水の状況を瞬時にマップ上に再現できます。
また、本技術はSNSの画像のみならず、道路や河川に設置されたカメラ等からの画像・映像の情報からでも利用可能であるため、災害発生時に様々なデバイスやソースから得られる情報をもとに、その周辺地域の被害状況をわかりやすく可視化することや、、被害が進行した場合の予想最大被害範囲など、浸水による被害を多角的に可視化することが可能です。
スペクティではこの技術を通じて、自治体や企業での災害対応の迅速化、さらに周辺地域や住民への被害の最小化に役立てていくことを目指しています。
尚、本技術を通じて得られる各地点における詳細な緯度経度情報や浸水深(推定値)などのデータの提供を行っています。学術研究や企業の実証実験等でお使いいただけます。
スペクティが提供するAI防災・危機管理情報ソリューション『Spectee Pro』では、SNSからの投稿や気象データ、停電や交通状況など100以上のカテゴリーで、災害・緊急情報をリアルタイムに配信しています。こちらは無料トライアルも受け付けています。
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(※)デジタルツインとは、IoTデバイス等を通じて現実世界で取得できる情報をもとに、仮想空間上にそれを再現することで、ビッグデータ解析による高度なシミュレーション技術及び概念です。